第2ラウンドを迎えた中国インターネット 中国ネットビジネスの次のステージはどうなるか?

亜細亜大学 都市創造学部 教授  (元日本経済新聞論説委員・編集委員) 後藤 康浩、株式会社NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト 岡野 寿彦

構成・収録時間

DVD: テキストデータ(PDF形式)のCD-ROMつき収録時間 3時間00分

分野

情報マネジメント > 情報マネジメント一般
戦略/マーケティング > 事業戦略

価格

33,990円 (税抜 30,900円) 1点 在庫あり

商品説明

第2ラウンドを迎えた中国インターネット
中国ネットビジネスの次のステージはどうなるか?
-プラットフォーマー各社の戦略と日本の機会-

動作環境

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講師からのコメント

後藤 康浩(ごとうやすひろ) 氏

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、豪ボンド大学経営大学院修了(MBA取得)。 1984年、日本経済新聞社入社。東京本社社会部、アラビア語研修(カイロ)を経て東京本社国際部、バーレーン支局、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、中国総局(北京)駐在。その後東京本社で編集委員、論説委員、編集局アジア部長等を歴任。 2016年3月末同社を退社し、同年4月現職に就任。 【専門分野】アジア経済、グローバル産業論、日本企業の海外展開 【主な単独著作】『強い工場』(2003年)、『勝つ工場』(2005年)、『アジア力』(2010年)、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(2011年)、『ネクスト・アジア』(2014年)いずれも日本経済新聞出版社刊。『アジア都市の成長戦略』(2018年慶應義塾大学出版会=2018年度岡倉天心記念賞受賞)


岡野 寿彦(おかのとしひこ) 氏

株式会社NTTデータにおける、中国政府系企業との合弁の経営(中国側がマジョリティ)、中国政府を顧客とする金融基幹システム開発のプロジェクト・マネジメント、現地法人経営・事業体制の現地化等の、中国ビジネスの豊富な実戦経験を有する。中国人経営者、政府系シンクタンク研究者等と人脈を形成し、以下の領域に知見を持つ。 ・中国ビジネスの戦略策定及び経営現地化、合弁経営等の実行 ・中国市場、中国企業(戦略、人材・組織マネジメント、意思決定等の日中差異と文化的背景)の分析 日経ビジネス・オンラインゼミナールに「中国プラットフォーマー」連載中。 早稲田大学 ビジネス・ファイナンス研究センター「日中ビジネス推進フォーラム」研究員 【略歴】1986年 NTT入社/1998年 北京NTTDATA有限公司 董事・総経理/2004年 NTTデータ 製造システム事業本部 グローバルビジネス推進室長/2010年 NTTDATA(中国)有限公司 董事・上海分公司総経理/2013年 上海通聯金融科技有限公司 執行副総裁 【著作】(共著)日本経済研究センター「米中激突 中国ビジネスの行方」(2019年、文真堂)

内容紹介

中国のネットビジネスは何を目指しているのか


亜細亜大学 都市創造学部 教授  (元日本経済新聞論説委員・編集委員)
後藤 康浩(ごとうやすひろ) 氏


アリババ、京東のEコマース、テンセントのSNS、ゲームが主導した中国のネットビジネスは電子決済、暗号通貨など金融、配車、シェアサイクル、フードデリバリーなどサービス、さらに教育、動画配信など分野が拡大、クラウド、AI、5Gなど支えるICT基盤も強化された。では、ここからどこに進むのか? O2Oもひとつの方向だが、本質は「顧客との距離」の短縮と定義できる。だが、それは特定のプラットフォーマーへの集約ではなく、プレイヤーの拡散に向かい、さらに人民銀行が進める「デジタル人民元」など官との競合という局面も迎えるだろう。中国ネットビジネスの次のステージを予想したい。

1.中国ネットビジネスの現状と勢力図
2.新型コロナ・ウイルス感染の影響
3.米中経済戦争と中国のICT基盤
4.「顧客との距離」から見たネットビジネスの再定義
5.決済手段をめぐる官民の競合と協調
6.次のステージはどうなるか

 
第2ラウンドを迎えた中国インターネットとプラットフォーマーの動き


株式会社NTTデータ経営研究所 シニアスペシャリスト
岡野 寿彦(おかのとしひこ) 氏


日経ビジネス・オンラインゼミナール「中国プラットフォーマー」連載(基礎編、アリババ編、美団点評編)をベースに、中国デジタル化が急速に進展した要因や、変化を、体系的に解説する。
前半で、プロジェクト・モデルと、アリババ、テンセントのビジネスモデル、エコシステム構築の方法論を解説する。後半では、2010年代半ばから、インターネット人口の伸びを前提とするビジネスモデルが成り立たなくなる中で、プラットフォーマー各社がどのような模索をしているのか、課題は何なのかを考察する。

1.プラットフォーム・モデル
2.アリババ、テンセントのビジネスモデル
3.TMD(バイトダンス、美団点評、滴滴出行)の市場参入戦略
4.インターネットからAIへ
5.中国デジタル化の展望